ターボ婆
2016.11.22.Tue.12:08
一時期、全国の中高生の間で、「ターボ婆」と呼ばれる老婆の話題で持ち切りになったことがある。
ターボ婆とは、従来の高齢者のイメージを大きく覆す、車よりも早く走ることの出来る老婆で、大抵この老婆は、深夜の高速道路に出没したという。
ターボ婆とは、従来の高齢者のイメージを大きく覆す、車よりも早く走ることの出来る老婆で、大抵この老婆は、深夜の高速道路に出没したという。
そしてこのターボ婆を見てしまった人は、得てして車の運転をミスしてしまうほど動揺し、そのまま事故によって亡くなってしまうとされていた。
ある男性が、真夜中の首都高を愛車に乗って爆走してると、何故か運転席の外側からノック音が聞こえてくる。
男性は窓の外を見ると、そこには100キロ近い速度で走っている車に併走する、古風な老婆が居るではないか。
老婆は男性の顔を見るやにやりと笑い、そのままあっという間に前方に消えていったという。
この男性は、何とか事故を起こさないまま首都高を降りることに成功したというが、その後暫くは深夜のドライブが苦手になってしまったということだ。
似たような話に、「100キロ婆」というものがある。
こちらのもほとんど同じような話の展開なのだが、100キロ婆では、目撃者の事故に結びつくような結末で終わることは稀。
恐らく首なしライダーなどの恐ろしい都市伝説と、100キロ婆の噂が融合した結果、ターボ婆の話が生み出されたのではないだろうか。
90年代には盛んに噂されていた都市伝説だが、今となってはすっかり風化している。
