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戸なし門

2016.11.26.Sat.22:17
愛媛県松山市にある松山城には、重要文化財にも指定されている、「戸なし門」という門戸跡がある。

戸なし門は、戦争などで焼失したというわけではないものの、現在は門だけが残って、肝心の扉部分は残されていない。

実は、これは、ある悲しい伝説に由来しているという。

その昔。松山半には非常に美しい腰元がおり、彼女は城外に恋人を持っていた。

この腰元は、夜毎の逢瀬のために、戸なし門を経て、恋人の住む城下町に下りていた。

ところがある晩、腰元は存外に松山城に引き揚げるまで時間が掛かってしまい、とうとう帰った頃には閉門されていたという。

腰元は何度も門を開けるように声を掛けたが、門番が応じることはなかった。

困ったのはここからだ。こうした風紀を乱す行動には、相応の裁きが下される。

あるいはもう二度と外出が許されず、恋人にも会えなくなるかも知れない。

とうとう腰元は、恐怖心に支配され、首を吊ってしまった。

それからというもの、城門付近で「開けて」という腰元の囁き声がひっきりなしに聞こえてくるようになったという。

それを聞いた当時の藩主は、腰元の霊を哀れみ、ついにはこの城門の扉を取り除かせ、別の場所に新しく城門を設けた。

するとその日以降、腰元の声が聞こえてくることはなくなったという。

ちなみに、その戸なし門を背に写真を撮ると、この腰元らしき女性が写りこんでいることがあるという話だ。

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