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八百比丘尼

2016.11.27.Sun.12:17
その昔、現在の福井県小浜周辺の海域で、非常に珍しい魚が捕らえられた。

その魚の顔は、どことなく人間のようにも猿のようにも見えたという。

人々は、この奇妙な魚を宴会の際に食してみようという話をして、地元の有力者らが、実際に刺身にしたという。

ところが、誰もが得体の知れない魚を食べることが怖くなってしまったのだろう。

結局、用意された刺身に手をつけることはなく、ある者はそのまま手付かずにして、ある者は持ち帰ることにした。

その宴会に参加していたある男は、まさに泥酔状態で、うっかり帰宅後に、自分の娘に魚の肉を食わせてしまったという。

翌日、自分が娘に肉を食わせたことを思い出した男は、顔面蒼白となった。

だが、幸いにも毒はなかったようで、娘はそれからも普通に生活していたという。

ところが、それから娘の体に異変が生じた。

どういうことか、何年経っても、何十年経っても外見が変化しなかったのだ。

やがて男は死に、娘が嫁いだ夫も死に、息子も死に、知り合いも皆死んだ。

それでも娘は若いまま、依然として老いることはなかった。

悲嘆した娘は自殺も考えたが、結局、尼寺に入って八百比丘尼と呼ばれる高名な尼僧になったという。

八百比丘尼は、その名の通り800年ほど生きた後、ようやく老化が始まり、今度こそ死ぬことができたということだ。

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