神田の一反もめん
2016.11.28.Mon.22:09
東京、神田にはあの有名な妖怪、一反もめんが出没するという都市伝説がある。
なんでも、目撃されるようになったのは、つい最近になってからのことで、1990年代にはそのような噂が流布することはなかった。
なんでも、目撃されるようになったのは、つい最近になってからのことで、1990年代にはそのような噂が流布することはなかった。
一反もめんは、九州の土着妖怪で、獲物の顔に巻き付いて窒息死させてしまうという危険な存在。
しかし、神田に出没する一反もめんは、目撃者に危害を加えることはないようだ。
あるOLが、仕事帰りに川沿いを歩いていると、川面に何か白い布のようなものが浮かんでいるのが見えた。
それは、風もないのにバサバサと音を立てて舞う布だったという。
布は川面を上流に向かって進んだかと思えば、しばらくすると下流に向かって飛んでいく。
これを見たOLは、まさに呆気にとられたように長い間布を見つめていたそうだ。
ほどなくしてこの不思議な布は、強風に煽られるように上空に舞い上がり、そのまま見えなくなってしまったという。
また、別の目撃者は、この白い布が川の中を上流に向かって泳いでいたと証言している。
その際には、布はどういう原理か、一切水流に押し戻されることもないまま、やがて川面に飛び出して、やはり空高く飛んでいったとか。
実際に、川沿いで白い布が飛んでいるのを、複数の人々が目撃しているという。
