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月夜の井戸

2017.05.02.Tue.12:36
地域によっては、井戸の中を無闇に覗き込んではならないという風習が伝わっているという。

その理由は様々なのだが、特に夜間。

それも、月が出ている晩に井戸を覗き込むことは危険だといわれている。

ある地域では、月夜に井戸の中を覗き込むと、そこが枯れ井戸であるにも関わらず、なみなみと水が入っているという。

元々枯れた井戸である場合、水が満杯になっていたら怪しく思うものだが、何故かこの現象に遭遇した者は大抵そのことに気がつかない。

しかし、この水を飲もうと手を伸ばしてはいけない。

月の灯りに照らされた自分の影が、徐々に井戸の外に向かって伸びてくるというのだ。

そしてこの影は、水面から真っ白な手を突き出してきては、しばしば井戸を身を乗り出して覗いている者を引きずり込むとされている。

もしも井戸の中から突然手が飛び出してきたら、とにかくすぐに身を反らして捕まらないようにしなければならない。

万が一捕らえられてしまうと、そのまま井戸の底に連れ去られてしまうのだから。

ちなみに、不思議なことにこの手を目撃した後、時間を置いてもう一度井戸の中を覗き込むと、先ほどまで確かにあったはずの水が枯れているという。

この現象に遭遇した者は、大抵そこではたと「そうだ、元々この井戸は枯れていたんだ」といった具合に我に還る。

このような不可解な出来事が多発する井戸は、大抵蓋をされていたり、金網を張られているということだ。

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