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オールインワン

2018.03.27.Tue.12:26
世界のどこかに、これまで発行されてきた全ての書籍の情報を一冊にまとめた、とんでもない情報量を誇る本があるという。

当然、そうなるとページ数も凄いことになりそうなものだが、不思議なことに見た目は普通の本と変わらないとか。

唯一異なっているのは、非常に手が込んた、美しい装丁が施されているという点。

ある古本屋に、1人の男が1冊の本を売りに来た。その本の中には、よく分からないコードのようなものが羅列されており、その価値は一見判断し難かった。

しかし、どうにも美しい装丁が目を引いたため、古本屋の主人はこれを買い取って店頭に並べることにした。

男は代金を受け取ると、音もなく店を後にしたという。

それから僅か数日後。この古本屋は突然店を閉める羽目になってしまった。

別にクレームが寄せられたとか、主人が亡くなったとかいう理由ではない。

何故か店内にぎっしりと敷き詰められていた大量の書籍が、見事にどこかに消えてしまっていたのである。

ただ1冊。見事な装丁が施されたあの本を残して。

この本のタイトルは、「世界の図書目録」であったということだ。

その後、この本の行方がどうなったかは分からない。

もしかすると、今でも世界中の図書目録を集めるため、古本屋を片っ端から回っているのかも知れない。

本に携わって生計を立てている人々からすれば、これほど迷惑な本はないだろう。

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