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服を残して消えた男

2018.06.25.Mon.12:28
某国で囁かれ続けてるという、まるで御伽噺のような都市伝説。

その昔、ブルースという気さくな青年が住んでいた。彼は周囲の評判もよく、友人も大勢いたという。

しかし、そんなブルースには、他人には絶対に晒せない秘密があった。それは普通であればどうでもいいような秘密だった。

何故かブルースは、自分の裸を見せることを頑なに拒んでいたというのである。

当然、着替えの場面を友人に見せることもないし、女性と一夜を共にすることなど論外のことだった。

ある時、唐突にブルースは行方不明になってしまった。

心配した友人が彼の家を訪ねると、そこにはやはり彼の姿はなかった。

だが、ブルースの自室と思しき部屋には、何故か彼がいつも身に付けていた仕立てのいい洋服一式が乱雑に放置されていた。

「洋服を残して、一体何処に消えたんだ」

友人はそう思って、彼の脱ぎ捨てた後であろう洋服を掴み上げようとした。友人は思わず前のめりに倒れてしまった。

ブルースの洋服は、通常では考えられないほどの重みがあったという。

それら脱ぎ捨てられた洋服の重みを合計してみると、ちょうどブルース本人の体重と一致したということだ。

ブルースが自分の体重ほどもある重い洋服を、何らかの信念によって着用していたのか。

それとも、洋服そのものがブルースとして活動していたのか…。

今でも、ブルースの行方はわからない。

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